翼を広げて失礼します。
ノマドワーカーという言葉が生まれてからもう5年以上経とうとしています。
この言葉が生まれた頃、僕はお金もスキルも人脈も無い借金800万円を背負った30歳のフリーターでした。
そして今は、結婚して子供が生まれ、お金にも場所にも時間にも縛られず、自由で幸せな毎日を過ごせるようになりました。
僕は出勤する必要もなく、どんな場所にいても仕事をすることができる「ノマドワーカー」です。
そんな僕がノマドワーカーになるために必要なもの、ノマドワーカーの現実、そして稼ぐノマドワーカーになる具体的な方法をまとめました。
この記事の目次
ノマドワーカーとは?
ノマドワーカーが誕生したのは2009年
ノマドとはフランス語で「遊牧民」という意味です。
遊牧民は主に牧畜で生計を立てながら砂漠や、乾燥地帯を移動して生活をしている民族です。
ノマドワーカーという言葉は、ジャーナリストの佐々木俊尚氏が2009年に出版した著書「仕事するのにオフィスはいらない」が起源とされています。
日本でノマドワーカーという言葉が生まれる前に、すでに海外では「デジタルノマド」「ハイパーノマド」といった呼び方でノマドワーカーのように自由な場所で働くスタイルは認知されていました。
ノマドワーカーってどんな人?
ノマドワーカーは、場所に縛られず好きな場所で働いて生活を人を指しています。
毎日決まった職場に出勤することもなく、働く時間も自分の裁量で決めていることが多いです。
フリーランス(企業に雇われず、個人で仕事をしている人)をイメージされやすいですが、実際には企業に雇用されているノマドワーカーもいます。
雇われている場合は、在宅勤務やテレワークと呼ばれることもあり、ノマドワーカーの自由なイメージとは違い、働く時間や場所に制約がある場合がほとんどです。
「ノマドワーカー」は雇用状態では無く、「好きな場所で働くという働き方のスタイル」を指しています。
情熱大陸にも出演した有名なノマドワーカー「安藤美冬」さん
(安藤美冬公式サイトより引用)
有名なノマドワーカーと言えば、情熱大陸をはじめ多数のメディア出演を果たした経歴を持つ安藤美冬さんです。
彼女の影響でさらにノマドワーカーが幅広い世代に認知されました。(ちなみに安藤美冬さんは1980年生まれなので僕と同い年です。)
ノマドワーカーに必要なもの
必要な持ち物、設備
ノートパソコン
ノマドワーカーと言えばノートパソコンが必須です。
どんな仕事を選ぶにしても、これが無ければ仕事ができません。
高価にはなりますが、高スペックで重量1キロ前後の楽に持ち運べるノートパソコンも増えています。
高スペックノートパソコンなら動画、画像編集も可能になるので、今までデスクトップパソコンでしかできなかった作業も外ですることが可能になります。
文章作成や翻訳がメインの仕事であればMacBookのような軽量ノートPCを使う場合が多いです。
スマートフォンやタブレットをメインで使用している人もいます。
僕は持ち運びが楽で、スタバやカフェでドヤリング(ドヤ顔でパソコンで仕事する)に不可欠なMacBookAirを使っています。
インターネット環境
インターネット環境もノートパソコンと同じくらい重要です。
現代人ならインターネット環境が無いだけでなんだかドキドキしてきませんか?
ノマドワーカーは、その倍以上はドキドキしています。
日本国内では相当な田舎に行かない限りネットが無いということはありません。
しかし、海外でノマドワーカーをしている場合は別です。
インターネットの速度が遅すぎたり、ネットができるところが限られていたりします。
その為、結局毎日同じカフェで仕事をせざるおえないときもあります。
国内でwifiがあるカフェなどを探しまわるのが面倒なら、持ち運びが便利なポケットwifiを携帯するのをおすすめします。
僕は国内では通信容量に制限が無い「WiMAX」を使用しています。
UQ WiMAX海外では、短期滞在の場合はイモトのwifiを使うことが多いです。
イモトのwifi
Simフリースマートフォン
海外で長期滞在すをるノマドワーカーなら必須です。
現地でsim契約をすれば、電波のある場所なら移動中でも電話やメールやLINEでの連絡ができます。
僕はSimフリーのiPhone7を使っています。
必要なスキル
どんな仕事でノマドワーカーになるか?により必要なスキルは大きく異なってきます。
「専門分野の高度なスキルが必要」と一般的には言われていますが、先程言ったとおりノマドワーカーは「働き方」を指しています。
後述しますが、「特定の職場に出社せずに家でもカフェでも仕事をしたい!」というだけなら高度なスキルは必要ありません。
ノマドワーカーになれる職業
「決まった職場に出勤しなくていい」「好きな場所で働ける」など職種により自由度はかなり違いますが、 ノマドワーカーになれる職種を紹介します。
経営者
どんなジャンルの業種でも会社を経営していれば、自分次第で自由に出勤スタイルを選択できます。
あなたの代わりに働いてくれるスタッフがいるなら自由に海外にも行けるでしょう。
ただし、自分が自由に行動するには信頼できる部下を育てることが不可欠です。
会社の売上が急激に下がったり、部下が会社を退職したり、勝手に独立したりといった新たな問題が浮上してきます。
多くの経営者がそれほど自由ではありません。
コンサルタント
僕は複数の事業をしていますが、メインの仕事はコンサルタントです。
様々なジャンルの知識を顧客に教えるコンサルタント業は、安定して稼げるノマドワーカーになれる可能性が高い職種です。
どんなスタイルで顧客にノウハウを教えるか?によりますが、基本的に顧客とスカイプやメールで連絡ができれば成り立ちます。
コンサルタントはジャンルにより難易度が大きく異なります。
- コンサルタント会社に就職して、成果を出して独立する
- 自分の実践経験から集客・経営などのノウハウを確立してその方法を顧客に教える
1なら独立までに長期間を要しますが、2であれば短期間でコンサルタントになることが可能です。
特にインターネットを使ったマーケティングノウハウは業種問わず需要があるノウハウです。
僕が教えているノウハウを元に、誰もが知っている大企業のコンサルを担当している教え子もいます。
将来コンサルタントとして活躍したい方は、僕の書いた本「自由とお金のつかみ方」が参考になると思います。
下記から無料で読む事ができるので、興味がある方は一度読んでみてください。
ブロガー、ライター、記者
文章の作成がメインの仕事はノマドワーカーにピッタリの仕事です。
ブログからの収入で生計を立てることができれば、ノマドワーカーになることができます。
旅ブロガーやノマドブロガーなど、自分の生活そのものがブログのネタになるのでノマドワーカーと聞くと大半の人がイメージする職種です。
ブロガーの収入源は
- 有料メルマガ、noteなど月額有料会員
- 塾
- 広告
- セミナー
- コンサル
など多岐に渡るので、一度人気ブロガーになれば収益はある程度安定します。
どの業種をしていてもブログから仕事に繋がる可能性があるので、ブログをはじめ「情報発信」は必ずするべきです。
ライター・記者も文章作成がメインなので海外にいても仕事が可能です。
ある程度の実力と知名度と経験が無いと収入は低いままだし、仕事を継続して受けることは難しいでしょう。
自分で仕事を見つけられないときは、後述するクラウドソーシングサービスを利用してみましょう。
カメラマン
カメラとPCがあれば、仕事ができます。
カメラマンで生計を立てるためには、会社に就職するのが一番簡単な方法です。
店舗常駐型のカメラマンもいれば、決まった職場には通勤しない外まわりがメインのカメラマンもいます。
フリーのカメラマンで「自由に働く」「旅をしながら働く」を目指すのなら実績と知名度が必要です。
デザイナー、プログラマー
こちらも主にPCをメインに仕事をする職種です。
高度なスキルがあれば、ノマドワーカーとして働いてても安定して高収入を得ることができます。
その反面、高度なスキルが無いければ単価の低い仕事も受ける必要があり、労働時間は会社員時代よりも増えることが予想されます。
高いレベルの専門スキルがある場合は、「ポテパンフリーランス」のようなフリーランス専用のマッチングサイトを活用すれば仕事に困ることはありません。
スキルが無くてもノマドワーカーになれる(収入を気にしなければ)
ここまで紹介したノマドワーカーになれる職業は、ある程度の経験が必要なものばかりです。
しかし、スキルが一切無くてもノマドワーカーになる方法があります。
それは「クラウドソーシングを活用する方法」です。
上記の記事で詳しく解説していますが、クラウドワークスのようなクラウドソーシングサイトに登録して、スマホやパソコンで文章の作成ができれば月8万円ほどは稼げるようです。
実家に住んでいたり、物価の安い国に滞在していればサービスが続く限り暮らしていくことが可能です。
クラウドソーシングで働きながらスキルを向上させれば、収入を伸ばせます。
また高度なスキルを持っている人もクラウドソーシングを活用すれば、ノマドワーカーをしながら収入を安定させることもできます。
ノマドワーカーの平均的な収入は?
紹介したとおりノマドワーカーはスキルにより収入が大きく異なります。
- スキルが無いなら年収100万円前後
- スキルがあれば年収1000万円以上
参考材料としてクラウドソーシングサービス「ランサーズ」が実施した「フリーランス実態調査2016年度版」という記事を紹介します。
(引用元:フリーランス実態調査20016年度版を発表!)
一番下の「自営業系独立オーナー」のグラフがクラウドソーシング「ランサーズ」を専業にしている人の年収データです。
スキルがある方も無い方も同じカテゴリに入れられていますが、31%が200~400万円の年収を稼ぎ、28%が400万円以上を稼いでいるようです。
独立しているなら「ランサーズ」以外からも仕事を受けていると思いますが(年収全体でフリーランスの収入が占める割合:76%と書いています)、このデータを見ると59%は生活するのに困らない程度は稼げるようです。
ほとんどのノマドワーカーの現実
自由なイメージがあるノマドワーカーですが、本当の意味で自由なノマドワーカーは少ないと思います。
企業に勤めているノマドワーカーのほとんどは「自由」ではありませんし、フリーランサーであればある程度の自由があっても生活のために労働時間が増え、「お金と時間」が無い場合が多いです。
自由になりたくてノマドワーカーになったのに会社員時代よりも収入は下がるし、休みは無いし、不安定だし・・・とならないためには
- スキルを磨き続けて仕事の単価を上げていく
- 仕事の流入元を増やす(SNSなどで露出する)
- 仕事の幅を広げる(コンサル、ブログ、有料メルマガなど)
これらが不可欠です。
稼げるノマドワーカーになる方法
僕のまわりでお金と時間と場所に縛られない生活をしている人は、ほぼ全員が「コンサルタント業」を仕事に取り入れています。
ブログに限らず、メルマガやnoteなどを使って独自のコミュニティを形成したり、「情報を発信すること」は稼げるノマドワーカーには欠かせません。
もし、本当の自由とお金をつかんで稼げるノマドワーカーになりたいなら・・・タイトルそのままの僕の電子書籍「自由とお金のつかみ方」を読んでみてください。
Amazonで1000円で販売中の書籍ですが、このブログを経由すると無料でダウンロード可能です。
30分~1時間で読める本ですが、借金800万円のフリーターだった僕が1年で月収100万円を超えた理由がよく理解できる内容となっています。
僕の書籍は、↓からダウンロードできます。
わかりやすい素敵な記事を拝見致しました。ノマドワーキングは自分次第で変わる働き方だと改めて思いました。私はこのノマドワーキングという働き方は紛争から逃れてきた難民に提供することで難民の助けになるのではないかと思います。ぜひ、難民の方に提供したいと思いますので、ノマドワーキングについてより詳しく教えていただけますでしょうか。