「在宅ライターをはじめたいけど、進め方がいまいち分からない」
「初心者はどうやってスキルアップしていけばいいのかな」

あなたはこのように悩んでいませんか?

この記事では、

  • 在宅ライターはどれぐらい稼げるのか?
  • 初心者ライターが仕事を見つけるための正しい始め方
  • 月10万以上稼ぐために身につけるべきスキル

といったことを解説し、「在宅ライターのやり方はバッチリ!」というレベルまで引き上げます。

初心者ライターの参考になれば幸いです。それではまいりましょう。

在宅ライターは誰でもなれる

ライターになるために特別な資格は必要ありません。「私は今日からライターです」と名乗れば誰でもライターになれます。

そのため、初心者にとっては始めやすい業種と言えるでしょう。

ただし、稼げるかは本人次第

ただし、ライターと名乗っただけで勝手に仕事が入るわけではありませんし、ずっと初心者のままでは一月1〜2万円ほどしか稼げません。

初心者は自分で仕事を見つける必要がある

初心者はまず、自分で仕事を見つけてくる必要があります。

既に実績のあるライターであればクライアント側からオファーされることもありますが、初心者はまず自分で仕事を見つけてコツコツ実績を積んでいく必要があります。

スキルを身につける必要がある

ライターは誰でもなれる職業ですが、裏を返せばそれだけライバルが多いということです。

そのため、ライバルよりも結果を出すためには早く”初心者”を脱出する必要があります。

詳細は「初心者ライターを脱出するためのスキル3つ」で解説します。

実際、在宅ライターはいくら稼げるのか

在宅ライターはどれぐらい稼げるのでしょうか。実際のデータをいくつか見ていきましょう。

年収609万円稼ぐライター

クラウドワークスが発表した「2018年9月期 第1四半期決算説明資料」によれば、年間で609万円稼いだ30代男性の事例が紹介されています。

そして別の資料、国税庁が発表した「民間給与実態統計調査」によれば、年収600万円台は日本人全体の5%台に入るため、先の男性は一般に比べて十分にライターとして稼いでいることになります。

ただし、月収20万円以上は全体の0.014%

別の資料、「2016年9月期 第1四半期決算説明資料」によれば、クラウドワークスで月収20万円以上を達成したのは利用者79.5万人のうち111人のみで、割合でいうと全ユーザーの約0.014%となりました。

月収20万円以上は、東大に入るより難しい

例えば、東大は毎年の受験生約60万人のうちトップ約3000人までが定員です。しかし在宅ワークで月20万円稼ぐには60万人のうちトップ84人に入る必要があるため、実は東大に入るよりもはるかに難しいわけです。

もっとも、在宅ライターとしての正しい稼ぎ方を教えてくれる場が少ないことも原因の1つでしょう。

在宅ライターとしてまず月10万円稼ぐために必要なものについては「初心者ライターを脱出するためのスキル3つ」で解説していますので参考にされてください。

相場は1文字1円

報酬は1文字1円が相場です。

つまり、1000文字の記事を書いたら報酬は1000円ということですね。

ある程度実績を積んでクライアントに信頼されれば、文字単価が上がることがあります。

なお、ジャンルによっては最初から文字単価が高い案件もあります。詳細は「報酬単価が高いテーマ・ジャンル」で後述します。

在宅ライターの始め方|案件探しから報酬を得るまでの流れ

この項目では、在宅ライターの案件探しから報酬を得るまでの実際の流れを解説します。

流れは次の6ステップです。

  1. 仕事を探す
  2. 案件を選ぶ
  3. 案件に応募する
  4. 契約する
  5. 記事を執筆する
  6. 納品する

それぞれ見ていきましょう。

ステップ1.仕事を探す

在宅ライターとして仕事を探す方法は様々ですが、初心者が仕事を見つけやすいのは次の2つです。

  1. クラウドソージングで探す
  2. ライター募集サイトで探す

それぞれ見ていきましょう。

クラウドソージングで探す

クラウドソージングとは、クライアント(仕事を依頼したい人)と在宅ワーカー(仕事を受注したい人)を繋いでくれるマッチングサービスのことです。

代表的なクラウドソージングは以下の5つです。

各クラウドソージングによって案件の種類が異なりますので、最低でも上記5社には無料登録しておくことをおすすめします。

クラウドソージングのメリットは”仮払い”があること

クラウドソージングを利用するメリットとしては、”仮払い”というシステムがあるため、「クライアントに報酬を支払われないまま音信不通になる」といったトラブルが起こらない点です。

仮払いとは、ライターが執筆作業に入る前の段階でクライアントが報酬を支払うシステムです。仮払いで支払われた報酬はクラウドソージング側が一旦預かり、ライターが執筆を完了すると報酬を受け取れます。

報酬の数%を手数料としてクラウドソージング側に支払う必要がありますが、トラブルなく安心して仕事を受注できるメリットは大きいです。

ライター募集サイトで探す

ライター募集サイトは、クライアントと直接マッチングできるサービスです。先のクラウドソージングは仲介手数料を支払う必要がありましたが、ライター募集サイトはクライアントから直接報酬が支払われるため手数料が発生しません。

代表的なライター募集サイトは以下の2社です。

それぞれ案件の種類が異なるため、最低でも上記2社は無料登録しておくことをおすすめします。

報酬未払いに注意

ライター募集サイトのメリットはクライアントと直接契約できるため手数料が発生しない点です。

ただし直接契約は報酬未払いのリスクが高まるため、信頼性のあるクライアントかどうかを予めチェックされた上で契約することをおすすめします。

ステップ2.案件を選ぶ

<例クラウドワークス案件画面>

クラウドソージングやライター募集サイトに登録したら、掲載されている案件の中から受注したいものを選びましょう。

報酬単価が高いテーマ・ジャンル

報酬単価が高いテーマ・ジャンルは以下の通りです。

  • 転職・求人系
  • 健康・美容系
  • 健康食品・サプリ系
  • 通信系(光回線、格安SIMなど)
  • ファッション
  • 金融系(クレジットカード、FXなど)
  • 保険系(生命保険、自動車保険など)
  • 恋愛・婚活

はじめは興味があるジャンルから選ぶ

初心者は上記ジャンル以外でも自分の興味があるジャンルがあればまずはそちらから取り組んで徐々に作業に慣れていくのも良いでしょう。

そして要領が掴めてきたら上記高単価の案件に取り組んで収入を上げていくことをおすすめします。

連絡手段を確認

契約後の連絡手段も記載されているか確認しましょう。

主な連絡手段は以下の4つで、クライアントによって異なります。

  1. クラウドソージング内のチャット機能
  2. チャットワーク
  3. スカイプ
  4. メール

それぞれ見ていきましょう。

クラウドソージング内のメッセージ機能

<例クラウドワークスのメッセージ画面>

クラウドソージングの場合はサイト内にチャット機能があり、このようにクライアントと連絡をとることができます。

チャットワーク

<例チャットワークメッセージ画面>

チャットワーク公式サイトはこちら
チャットワークとは、オンライン上でメッセージのやりとりができる無料のチャットツールです。

近年はチャットワークでのやりとりを希望するクライアントが増えているため、チャットワークのアカウントは必ず取得されておくことをおすすめします。

スカイプ

<スカイプのメッセージ画面>

スカイプ公式サイトはこちら
スカイプとは、チャットワークと同様にメッセージのやりとりが無料で行えるツールです。

アカウント取得に一手間かかるため、チャットワークと比べると優先順位は低いです。

もしスカイプでのやりとりを希望されればアカウントを取得しましょう。

メール

Gmail公式サイトはこちら

メールでのやりとりを希望される場合もあります。また応募の際にメールアドレスの記載が必要な場合もあります。

そのため、ビジネス専用のメールアドレスを予め作成されることをおすすめします。

Gmailであれば無料で自分のメールアドレスが作れます。

ステップ3.案件に応募する

いくつかの案件に目星が付いたら応募してみましょう。

応募メッセージの送り方

応募の際は自己PRなどを添えてクライアントにメッセージを送る必要があります。詳しく見ていきましょう。

内容が指定されている場合

<例クラウドワークス案件画面>

上記画像のようにメッセージの内容を指定されている場合は最低限それらを記入して応募しましょう。

内容が指定されていない場合

応募メッセージの内容が指定されていない案件もあります。

その際は以下の項目を入力しましょう。

  • 氏名、年齢
  • メールアドレス(クラウドソーシングは不要)
  • ライター経験の有無(○年、○ヶ月または無し)
  • 実績(これまで執筆した記事があればURLを記載)
  • 可能な作業時間(一週間のうち○時間は作業が可能です)
  • 自分が得意なジャンル
  • 自己PR(300文字程度、内容はリサーチに自身がある、SEOライティングができるなど)

応募メッセージのポイント

自己PRには「なぜその案件に興味を持ったか」も記載すると印象が良くなります。

たとえば、ライター未経験の場合は「(そのテーマ)について知識があるので当案件に応募させていただきました。ライター経験はありませんが、精一杯取り組ませていただきます。」といった具合ですね。

なお、自己PR以外の項目はテンプレ化すると複数の案件に効率よく応募できます。

合否のメッセージは遅くても一週間以内

応募後はクライアントからの合否を待ちましょう。

合格の場合は2〜3日以内にメッセージが届きますが、不合格の場合はメッセージが来ないこともあります。一週間経っても返答が無い場合は不合格の可能性が高いので、その際は諦めて案件を選びなおしましょう。

ステップ4.契約する

クライアントからメッセージが届いたらまずは内容を確認しましょう。

合格後すぐに案件に取り組めるパターンと、一度テストライティングを行ってから合否が決まるパターンの2種類があります。

テストライティングの書き方

テストライティングを求められた場合、最低限の文章スキルだけでOKな場合と、高度なSEOライティングが求められる場合などあります。

まずはメッセージの内容を確認し、どのようなライティングが求められているかを判断しましょう。

最低限の文章スキルだけでOKな場合は、「わかりやすい文章の書き方~PREP(プレップ)法と具体例」を参考に文章を作成されてください。

SEOライティングを求められた場合は、「SEOライターが教える!在宅ライターが身につけておくべきSEOの基礎知識」を参考に文章を作成されてください。

ステップ5.記事を執筆する

ここからようやく案件に取り掛かることができます。

クライアントからライティングマニュアルを渡された場合は、書かれている内容は最低限守って記事を執筆しましょう。

また、納期をしっかり確認し、もし間に合わない場合はその旨を前もってクライアントに伝えましょう。

ステップ6.納品する

記事が完成したら、応募要項に記載されていた方式で記事を納品し、クライアントに伝えましょう。

完成した記事をクライアントがチェックし、問題なければ納品完了となります。

仮に 「この部分を修正してください」と指摘を受けた場合は速やかに修正をして再度納品する流れとなります。

報酬の支払いについて

納品が完了すると報酬が支払われます。

クラウドソージングの場合は、”仮払い”のステータスが”本払い”に変更され報酬が支払われます。

直接契約の場合はクライアントから直接口座へ振り込まれます。

案件選びに戻る

ステップ1orステップ2に戻り他の案件を探しましょう。

と、ここまでが一連の流れです。

クライアントによって連絡手段、納品方法などが異なるため、最初は戸惑うことがあるかもしれません。

はじめはゆっくりでも良いので少しずつ回数をこなして慣れていきましょう。

もし気になる点があればお問い合わせフォームよりご質問ください。

初心者ライターを脱出するためのスキル3つ

この項目では、初心者の在宅ライターが最低限身につけておきたいスキルと、高単価の案件を受注するために必要なスキルを解説します。

月10万以上を目指す場合は必ずおさえておきましょう。

具体的には次の3つのスキルです。

  1. 読者にとって分かりやすい文章が書ける
  2. リサーチができる
  3. SEOライティングができる

それぞれ見ていきましょう。

スキル1.読者が読みやすい文章が書ける

読者にとって読みやすい文章を書くことは最低限必要なスキルです。

分かりにくい記事は殆ど読まれない

分かりにくい記事は読者がすぐ離脱してしまいます。

たとえば、あなたはWEB上の文章を読む際「この記事、結局何が言いたいのかわからん!」そう感じてすぐ他のページに移った経験はないでしょうか?

じつは、WEB上の文章は雑誌と違い無料で閲覧できるので、読者は「頑張って読もう!」という意識が低い傾向があます。

そのため、読み手にとって分かりやすい文章でなければ殆ど読んでもらえないのです。

プレップ法を取り入れよう

「プレップ法」を文章に取り入れると分かりやすい記事ができます。プレップ法とは、ビジネス文書の作成によく使われるフレームワークのことです。

具体的には、

  1. P=Point(結論)
  2. R=Reason(理由)
  3. E=Example(事例、具体例)
  4. P=Point(結論を繰り返す)

この4つの順番で文章を書くことで、記事が理論的で分かりやすくなります。そのため、読者が最後まで記事を読んでくれるようになります。

詳しいプレップ法の書き方については以下の記事を参考にされてください。

わかりやすい文章の書き方~PREP(プレップ)法と具体例

スキル2.リサーチができる

リサーチとは、調べることです。

報酬単価の高い案件を受けるには知識が必要

報酬単価が高いテーマ・ジャンル」の項目で解説しましたが、報酬単価が高いジャンルは決まっています。

ライターとしての収入を上げるためには、なるべく報酬単価が高いジャンルを中心にこなしていく必要があります。

しかし、そのテーマについての知識が無ければ文章は書くことができませんよね。

ネット上や関連書籍を読む

自分が知らないテーマの場合、ネット上で検索したり関連書籍を読むなどしてその分野の情報をリサーチする必要があります。

そのため、常日頃から調べる癖を身につけておくと情報収集がスムーズできるようになります。

また、リサーチは「SEOライティング」を行う際にも必須のスキルとなります。

スキル3.SEOライティングができる

SEOライティングとは、「特定のキーワードで検索エンジンに上位表示されるための記事の書き方」です。

詳細は以下の記事をご参考ください。
SEOライターが教える!在宅ライターが身につけておくべきSEOの基礎知識

SEOライター向けの案件は報酬単価が高いため、このスキルを身につければ月10万円は優に超えることができます。

まとめ

いかがだったでしょうか。

在宅ライターは誰でも始めれるビジネスですが、その分ライバルは多いため、ある程度まとまった金額(例えば月10万円以上)を稼ぐためにはそれなりのスキルが必要になります。

この記事でお伝えした一連の流れや身につけるべきスキルがお役に立てれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。